ショップ運営において「売り切れ」はショップとユーザーの両方が「機会損失」の状態と言えます。
ショップは売上につながらず、販売の機会を失ってしまい、ユーザーも商品を購入する機会を失っています。
売り切れの期間を最小限にとどめ、再入荷までの期間を明確に提示することで、機会損失が少なくなり売上の向上につながります
今回は、ECショップにおける売り切れの問題を解決し、機会損失を少なくする方法として「在庫管理システムの導入」をご紹介します。
売り切れの原因を明確にしよう
・実在庫とECショップの在庫数が同じではないか
・売り切れや在庫の状態を把握できているか
・商品の生産や入出荷に難があるかどうか
ECショップの商品ページで売り切れとなる原因として上記の3つを挙げてみました。 それぞれの項目について簡単に説明します。
実在庫とECショップの在庫数が同じではないか
実在庫とECショップの在庫数を同数で管理している場合、売り切れ=実在庫ゼロという状態です。
もちろん、ECショップの運営方法として必ずしも間違っている訳ではありませんが、売り切れになってから商品を確保すると「売り切れの期間」が長くなってしまうのも事実です。
また、楽天市場やYahoo!ショッピングなど複数店舗運営していれば、実在庫とそれぞれの在庫を同じにしていると、さらに各商品ページの在庫数が合わなくなるということも考えられます。
まずは現時点で実在庫と各商品ページの在庫数がどのようにリンクしているのかチェックしてみましょう。
売り切れや在庫の状態を把握できているか
ECショップや楽天、アマゾン、Yahooオークションなどを併用しており、商品数が多いと売り切れや在庫を把握しきれなくなることがあります。
また、売り切れていても対応しきれず、商品を新たに確保するための時間が伸び「売り切れの期間」が長くなることも否めません。
商品の実在庫とExcelなど入出荷管理表でさえ数が合わなくなることもあるのに、さらにその先の各サイトの商品ページの在庫数が合わなくなってしまうような状態ですと、売り切れによる機会損失だけでなく、商品があるのに売り切れになっているような自体になってしまうことも考えられます。
商品ページの在庫数、実在庫、入出荷管理の表など、現時点でどのような形で「在庫数の確認」をしているのかチェックしてください。
商品の生産や入出庫を把握しているか
商品の入れ替わりや定番商品の確保も含めて、商品の生産や確保から入庫して出庫するまでの期間を把握しているかチェックしてみましょう。
オンラインでの物販では急激に商品が売れることがあります。またその逆で全く売れない商品を抱えることも少なくありません。
また、既存のメインとなる商品の他にも入れ代わり立ち代わりとなる商品や新商品など一時的に取り扱うこともあるでしょう。
どんな形であれ「売り切れとなった時点からどれくらいの期間で購入できるようになるのか」を把握しておかなければ、売り切れとなった時点からずっと機会損失し続けてしまいます。
現時点で商品の生産や確保するまでの時間を把握しているのか、入庫から出庫に要する時間も含めて管理されているのかチェックしておきましょう。
売り切れの問題を在庫管理システムで解決する
次に、売り切れの問題を解決するために、在庫管理システムをどのように活用するのか、どのように役立つのがご説明します。
実在庫と商品ページの在庫数だけでなく「ストック」の管理がしやすい
在庫管理システムでは実在庫と商品ページの在庫数を自動的に連動することが可能です。
同時に実在庫=商品ページの在庫数ではなく、ストックを除いて管理できます。
また、自社ECショップ、楽天、アマゾンなどのモールのそれぞれの商品ページの在庫数の管理もしやすくなっており、注文が入るたびに各モールの在庫数が自動で変更されるので売り越しもなくなります。
売り切れ前の「品薄」になった段階から把握できる
在庫管理システムでは売り切れになったことを通知してくれるだけでなく、商品数が一定以下になったら通知してくれる機能があります。
ストックがある状態と品薄の状態が把握できるようになれば、売り切れになる前に商品の生産や発注できるようになり、結果として売り切れの期間を少なくすることが可能です。
同時に自社製品であれば生産までに要する時間から出荷できるようになるまでの期間、他社製品であれば商品を確保して入庫し出荷できるようになるまでの期間を把握しておくことで、品薄の時点で手配する業務プロセスにしておけば売り切れによる機会損失をさらに少なくできます。
在庫管理における手間や間違いを削減できる
在庫管理システムによって実在庫と複数ショップの商品ページの在庫数、そしてストックの管理、売り切れや品薄の状態を把握しやすくなることで、在庫に関する「目視によるチェック」や「手入力によるミス」が限りなくゼロにすることが可能です。
同時に在庫管理における作業スピードの向上、業務プロセスの改善にもつながるので、事務的作業によるミスの削減=ストレスや作業負担の軽減にもなります。
必ずしも在庫を切らさないということが正しい訳ではありませんが、発注ミス、注文し忘れ、確認の不足など「何らかの人的要因」によって売り切れが発生するのであれば、在庫管理システムを導入することで「機会損失」せずに済むのは確かです。
当社では今回ご紹介した在庫管理システムの機能を全て兼ね備えているだけでなく、さらに便利で役立つ機能を搭載した「らくらく在庫」という在庫管理システムを提供しております。
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