ネットショップの在庫管理をフリーソフトで行う方法や有料ソフトとの違いについて

 

EC事業としてネットショップを運営するのであれば有料の在庫管理ソフトやツールは必須です。しかし、「フリーソフトで何とかならないか」と考えることもあるかもしれません。

有料と無料では機能や対応モールに差がありますが、まずはネットショップの在庫管理をフリーソフトで行う方法を理解し、有料の在庫管理ソフトとの違いを知ることで「有料の在庫管理ソフトやツールを使うべきだ」と納得できるのではないでしょうか。

今回はネットショップの在庫管理をフリーソフトで行う方法やフリーソフトと有料ソフトの違いについてお話します。

ネットショップの在庫管理をフリーソフトで行う方法

はじめにネットショップの在庫管理をフリーソフトで行う方法を見てみましょう。

在庫管理ならフリーの表計算ソフト一択

ネットショップの在庫管理をフリーソフトで何とかしたいとお考えであれば、フリーの表計算ソフト一択と言っていいでしょう。

ワードのような文書ソフトでも表自体は作成できますが、在庫管理への利用は難しいでしょう。

フリーではなくても、購入したパソコンにエクセルが搭載されているのであれば、エクセルの利用も視野に入れるべきです。

LibreOfficeやGoogleスプレッドシートによる在庫管理

LibreOfficeはオープンソースのオフィスソフトであり、GoogleスプレッドシートはGoogleアカウントがあれば無料で利用できる表計算ソフトです。

  • 商品名
  • 品番
  • バーコード
  • 仕入れ値
  • メーカー希望小売価格
  • 販売価格
  • 実在庫数
  • ネットショップでの表示数

例えば、上記はフリーの表計算ソフト、またはエクセルで在庫管理をする場合の項目の一例です。

ネットショップを複数店舗および多店舗運営している場合はネットショップごとの表示数などの項目もあると良いでしょう。

その他にも別のシートで商品が売れるごとに、日付ごとに売れた商品や価格を入力することで、どの商品が売れたのか、どれくらいの売上になるのかなどの数字を出すことができます。

紙ベースの帳票を印刷して在庫管理を行う

表計算ソフトで在庫管理の表を作成し、印刷して紙ベースの帳票で在庫管理を行う方法もあります。目視によるチェックと手書きで在庫管理する形であり、非常に手間がかかる方法と言えます。

紙ベースの帳票による在庫管理の場合も、日付ごとに売れた商品や価格を手書きして、手書きした数字を表計算ソフトに転記すれば商品の売れ行きや売上、利益の計算が可能です。

ここまでお読みになられた方であれば、フリーの表計算ソフト、または紙ベースの帳票による在庫管理がいかに手間のかかる方法なのかを理解できたのではないでしょうか。特に24時間365日対応しなければいけないネットショップの在庫管理において、手作業で対応することは非常に難しいです。

フリーソフトと有料ソフトとの違い

次にフリーソフトと有料ソフトとの違いについてご説明します。

有料ソフトはネットショップの在庫管理に特化している

有料の在庫管理ソフトは当然のことながらネットショップの在庫管理に特化しています。

商品一覧や商品検索、CSVによるインポートやエクスポート、在庫情報一覧、在庫切れ一覧や在庫少一覧など、在庫管理に必要な機能を搭載していることから、目視のチェックや手入力が減るばかりでなく、仕入れの判断や中長期的な戦略も立てやすいです。

フリーソフトや表計算ソフトでも可能でありますが、関数やシートに関する知識がなければ一覧の表示などは難しいこと、各モールで文言や書式が異なるため統合した在庫管理表の作成には非常に多くの手間がかかります。

有料の在庫管理ソフトであれば関数やシートなど表計算に関する知識は不要であり、簡単な操作ですぐに求める一覧や結果を表示できます。

フリーソフトを利用するよりも事務作業の負担が大幅に軽減可能

有料の在庫管理ソフトであれば「各種モールやECシステム、カートシステムと在庫数の調整および連動」が可能になっており、ネットショップの在庫管理における事務作業を大幅に軽減することが可能です。

特にネットショップにおける在庫管理は在庫数の調整や連動が一番労力を伴う作業および業務であり、かつ在庫数が合わないことで起きるリスクやネガティブな結果を考えると手を抜けない部分と言えます。

フリーの表計算ソフトで事務作業を行った人件費よりは圧倒的に少ない負担で済みます。

ネットショップにおける機会損失や利益損失を最小限にできる

そもそもネットショップの在庫管理とは「利益損失や機会損失」が起こる要因となる部分です。在庫切れなのにオンラインの商品ページでは在庫が有るかのように表示されていれば、誤ってユーザーが購入して迷惑をかけることになりかねません。逆に在庫があるのに、オンラインの商品ページで在庫が無いかのように表示されていれば、ユーザーが購入できず、ネットショップを運営する側の利益になりません。

その他にも複数店舗、多店舗運営をしていれば、在庫数の調整や反映を行うだけでも膨大な時間と事務作業が必要となり、うっかりミスやヒューマンエラー、ケアレスミスが起きる度にネガティブな影響が増え続けてしまいます。

有料の在庫管理ソフトによって迅速かつ楽に在庫管理を行うことで、うっかりミスやヒューマンエラー、ケアレスミスも少なくなり、ネットショップにおける機会損失や利益損失を最小限になること、ユーザー側からの安心や信頼を得られることなど、ポジティブな結果を得られます。

まとめ:ネットショップの在庫管理は有料ソフトを利用しよう

今回はネットショップの在庫管理をフリーソフトで行う方法やフリーソフトと有料ソフトの違いについてお話しました。

実際に現時点においてもフリーソフトや表計算ソフトで在庫管理を行っているネットショップは存在します。しかし、それらのショップは膨大な労力を伴いながら、利益損失と機会損失を増やし続けているような状況です。

当社の提供する「らくらく在庫」であれば、異なるモールやECシステム、カートシステムで複数店舗、多店舗運営をしていたとしても、任意の設定に応じて自動で在庫を調整・反映・連動する機能を搭載しており、事務作業の負担を大幅に軽減できます。その他にも在庫切れや在庫少の把握をしやすくなっており、機会損失や利益損失を最小限に留めることができます。

やはり、フリーソフトや表計算ソフトでは在庫管理が難しいと納得いただけた、もしくはフリーソフトや表計算ソフトでの在庫管理の膨大な事務作業にお悩みであれば、ぜひともこの機会にご相談、お問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事がネットショップの在庫管理にお悩みの方のお役に立てれば幸いです。