楽天、アマゾン、ヤフーショッピング、自社サイト…、多店舗の在庫をまだ、手作業で管理しているとしたら、それは大変なことです。
そんなこと言っても、社内には詳しい人はいないし、システムのこともよくわからないし…
そういう方のために、今回は在庫連動システムを導入するために必要なことをお伝えしたいと思います。
大前提:各モール・カートの商品番号を合わせる
品番(商品番号)の呼び名はモールやカートで異なるのですが、大前提としてここが一致していないと在庫連動はできません。
この部分に関しては、細かい仕様の差はあるかもしれませんが基本的にどの在庫連動システムを利用しても同じです。
在庫連動予定のモール・カートの、品番がすべて一致しています!という方は、なにも問題ございません。初期設定するだけで、すぐに在庫連動できます。
しかし一致していない場合、ここで多くの方が挫折してしまいます・・・
ですが、ここは乗り越えていただいて前に進んでいきましょう!
今回は楽天・アマゾン・ヤフーショッピングの3サイトを在庫連動するという設定にしたいと思います。
項目選択肢がない商品の場合
取り扱っている商材に、色やサイズなどがない場合。
これは比較的カンタンです。
商品番号を仮に『123456』とします。
同じ商品に対しては、各モールで同じ品番をつけます。
ちなみに、楽天でいう商品番号のことを
- 楽天⇒商品番号
- ヤフー⇒商品コード
- アマゾン⇒SKU と呼びます。
この3つのモールの品番が一致していれば、在庫連動ができます。
項目選択肢がある商品の場合
取り扱っている商材に、色やサイズなどがある場合。
こちらも、各モールの品番が一致していれば何も問題はありません。
ただし各モールで登録の方法が異なり、また必須項目などがありますので、気をつけましょう。
まず楽天に登録
今回は123456にカラーとサイズがあると仮定します。
商品番号『123456』で、カラー『赤』=red、サイズ『s』=sとします。
商品番号+横軸選択肢子番号+縦軸選択肢子番号となり、
123456+red+sとなります。
在庫連動する際には、項目選択肢子番号が必須になります。
ヤフーショッピングにも登録
商品番号『123456』で、カラー『赤』=red、サイズ『s』=sとします。
ヤフーショッピングでは、商品コード+個別商品コードになり、
123456(商品コード)+123456reds(個別商品コード)となります。
少しわかりづらいと思いますが在庫連動をするためには、
個別商品コードに(商品コード+楽天の項目選択肢横縦)をまとめて登録する必要があります。
アマゾンにも登録
商品番号『123456』で、カラー『赤』=red、サイズ『s』=sとします。
アマゾンはそもそも項目選択肢がありません。
楽天やヤフーショッピングのように分けて登録するのではなく、アマゾンの場合は続けて登録します。
今回の場合は、123456redsとなります。
アマゾンから出店して、その後に展開するケースもあると思いますので、商品の部分と項目選択肢部分を分かりやすく登録しておくと後に管理しやすくなります。
項目選択肢がある商品一旦まとめ
楽天、ヤフーショッピング、アマゾンを在庫連動する場合は、このルールにそって登録しておく必要があります。
特に楽天に関しては、商品番号や項目選択肢子番号を記入しなくても商品登録できるので、忘れないようにしましょう。
楽天の商品登録CSV(月額1万)に関しても、商品数が多いのであれば契約しておくことをおススメします。
問題発生 登録済みの商品番号が変えられない・・・
今回は、いまから登録するような形で紹介しましたが、実際は運営の途中で、在庫管理のシステムを導入することが多いと思います。
その場合、楽天では商品番号を編集できるのですが、ヤフーショッピング、アマゾンは、なんと、一度商品登録すると後に変更できないのです。
では、どうしたらいいのか…
ひとつの方法は、ヤフーショッピングとアマゾンに関しては、再登録する。
…しかしそのやり方だと、いままでのレビューもリセットされてしまいますので、場合によっては、売り上げにも大きな影響がでてきます。
そこで、当社には便利な機能があります。
在庫連動するために、一度商品を消さなきゃいけないのはつらいですよね。
…実は多くの方が各モールの商品番号がバラバラのまま在庫連動しています。
どうするかというと、別品番ひもづけという機能をつかいます。
別品番ひもづけ機能とは
例えば、Aという商品の品番を各モールでバラバラに登録していたとします。
- 楽天⇒『R0123』
- ヤフー⇒『Y0456』
- アマゾン⇒『A0789』
このままですと、もちろん楽天で売れても、各モールの在庫情報に反映されることはありません。
しかし、別品番紐づけを使うとこのようになります。
Aという商品に、『R0123』、『Y0456』、『A0789』をひもづけて、3つの品番がひとつの同じ商品ということを認識させます。
この機能をつかうことで、楽天で売れても、ヤフーショッピング、アマゾンの在庫情報も自動で変更されます。
最後に
はじめから、すべてのモールの品番が一致しているほうが実際は少ないです。
別品番ひもづけを使っても使わなくても、在庫連動システムを導入時に、ある程度時間がかかるのは仕方ないことです。
ただ、一度稼働するようになれば、何百、何千、何万という商品を多店舗で販売できますので、ネットショップの売上を伸ばすためには、今後必要な対策になります。
いままで、在庫連動するのをあきらめていたという方もこれを機に検討してみてはいかがでしょうか。
その他のモールやカートにも多数対応していますので、今回のケースに当てはまらない場合もお気軽にご相談ください。
らくらく在庫を導入する際の料金シミュレーションもできますので、事前にぜひチェックしてみてください。
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