複数のネットショップ運営を始めた途端、在庫管理は複雑になります。
そして、売り越しを発生させないために在庫数をショップごとに振り分けるケースがあります。
しかし、在庫の振り分けは利益損失・機会損失となるため、あまりおすすめできない方法です。
売れるチャンスを逃さないためにも、在庫の振り分けをせず、かつ売り越しにならない仕組みが必要です。
今回は、なぜ売り越しが起きてしまうのか、複数店舗運営にありがちな損している在庫管理、そして、なぜ複数店舗運営のショップが在庫管理システムを使うのかについてお話しします。
なぜ売り越しが起きてしまうのか?
はじめに、なぜ「売り越し」が起きてしまうのか解説します。
売り越しとは
「売り越し」とは、在庫がゼロにも関わらず注文が入ってしまうことです。
ユーザーに迷惑がかかるのはもちろんのこと、さらにクレームに発展してしまうリスクも高くなります。
すぐに仕入れることができる商品であればお詫びをしお届けできますが、商品が確保できずお届けできないとなれば、ショップの印象や口コミにも影響してしまいます。
本来であれば、売れたはずの商品も売れなくなり、さらに新しい顧客を得る機会も減少してしまいます。
売り越しのメカニズム
「売り越し」は、ネットショップ特有のマイナス要因と言えます。
実店舗であれば、実際に商品がなければ買えませんが、ネットショップの場合はオンライン上に在庫表示があれば実際に商品がなくても購入できてしまうからです。
売り越しは、在庫がないにも関わらずネットショップ上の在庫調整が追い付かないため、在庫表示がある状態でユーザーが購入してしまい発生します。
完全にネットショップ運営側の業務上のミスであるため、売り越しを防ぐことが大きな課題です。
2店舗以上運営していると発生率があがる
「売り越し」は、ネットショップを2店舗以上で店舗数に比例して発生率も高くなっていきます。
理由としては、すべてのショップの在庫数が調整されなければ、在庫切れの場合でも購入できてしまう時間が長くなってしまうからです。
その他にも、業務上の処理のミス・ヒューマンエラーや、スタッフがいない営業時間外に購入されるなどのケースがあります。
複数店舗運営にありがちな損している在庫管理
次に、複数店舗運営にありがちな損している在庫管理について解説します。
在庫数をショップによって振り分けている
複数店舗運営にありがちな在庫管理が、在庫数をショップによって振り分けるという方法があります。
ショップごとに在庫を確保しているため、いずれかのショップが在庫切れになっても、その他のショップの在庫が残っているので、売り越しを防ぐことができます。
しかし、各モール・カートで在庫を振り分けているとショップによって売れ行きがかわり、結果的に機会損失・利益損失になってしまいます。
また、在庫の振り分けは、作業する労力や手間も非常に増えるため、ミスの可能性も高く注意しなければいけません。
営業時間外は在庫数を0にする
また、もう一つ複数店舗運営にありがちな在庫管理が、スタッフのいない営業時間外は在庫数を0にするという方法です。
オンライン上の在庫数を強制的にゼロ、すなわち在庫切れ・売り切れにしておくことで売り越しを防ぎます。
この場合も、在庫があるのに販売することができないため、結果的には機会損失・利益損失になってしまいます。
ネットショップだからこそ、24時間365日どこにいても商品を購入してもらえるのに、在庫数を0にしてしまうのはメリットをいかしきれていません。
なぜ複数店舗運営のショップが在庫管理システムを使うのか
以上をふまえて最後に、なぜ複数店舗運営のショップが在庫管理システムを使うのか解説します。
1つ商品が売れるとすべてのショップに在庫数を更新可能
複数店舗運営のショップが在庫管理システムを使う理由は、一つの商品が売れるとすべてのショップの在庫数を自動更新できるからです。
在庫管理システムであれば、24時間365日、在庫数を自動更新し、すべてのモール・カートに一括反映できるため、売り越しの心配もありません。
営業時間外に在庫数を0にする必要もなく、複数店舗運営のメリットをいかすことができるので、常に利益を最大化していくことが可能です。
すべてのショップに同じ在庫数を設定できる
複数店舗運営のショップが、在庫管理システムを使うもうひとつの理由は、全てのショップに同じ在庫数を設定できるからです。
1つの商品が売れると、ほぼ同時にすべてのショップの在庫数も1つ減るため、どこかのショップだけ商品を売り残すような機会損失も生じません。
ショップごとの振り分けをする必要がないため、ミスも減り煩雑で手間のかかる在庫管理から解放されます。
店舗数が増えても手間やコストは増えない!
在庫管理システムは、売り越しを防ぐだけでなく、ネットショップの運営に必要な事務処理の労力や負担を大幅に軽減することができます。
複数店舗運営でも、各カート・モールの在庫数を自動で更新できるので、ヒューマンエラーもなくなります。
さらに販路拡大で新規出店していく場合でも手間やコストが増えないので、新たなマーケティング施策等に時間をあてることも可能です。
まとめ:売り越しによる機会損失を減らすために早めに在庫管理システムを検討しよう!
今回は、なぜ売り越しが起きてしまうのか、複数店舗運営にありがちな損してしまっている在庫管理、そして、なぜ複数店舗運営のショップが在庫管理システムを使うのかについてお話ししました。
ネットショップの複数店舗運営において、適切な在庫管理システムを使うことが在庫の振り分けによる手間・労力を着実に減らす方法です。
当社の提供する「らくらく在庫」であれば在庫の振り分けをすることなく、複数のネットショップ運営を可能とします。
現在、無料ですべての機能をお試しいただけるトライアルを実施しておりますので、ぜひともこの機会にご利用ください。
あわせて、らくらく在庫を導入する際の料金シミュレーションもできますので、事前にチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が売り越しの課題や問題にお悩みの方のお役に立てれば幸いです。